台風7号 通称「バンヤン」
台風がきている。
で、今きているのはバンヤンという名前がついているらしいのだが、ふと「そういえば台風の名前って何かつけ方に法則性とかあるんだったよな」と思いいたり、調べる事にした(また調べものかよとか突っ込んではいけない。ここはそういうブログなのだもはや)。
調べてみると案外あっさりみつかるもので、気象庁のホームページにあった。
コレ→ http://www.kishou.go.jp/know/typhoon/1-5.html
まず、誰が名前を付けているんだ、ということなのだが
台風には従来、米国が英語名(人名)を付けていましたが、北西太平洋領域で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会(日本ほか14カ国等が加盟)は、平成12年(2000年)から、北西太平洋領域で発生する台風には同領域内で用いられている固有の名前(加盟国の言葉で動植物や自然現象に関係する名前)をつけることになりました。
ということで、アジアで発生している気象状況はアジアに名前つけさせろや、それが道理ってもんじゃねえのかい?(なぜか江戸っ子)ってなノリで、主にアジアの国が中心になって名前をつけているらしい。
で、法則なのだが
平成12年の台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」の名前が付けられ、以後、発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いて、その後再び「ダムレイ」に戻ります。
ということなので、140個がぐるぐると回るだけらしい。ちなみに1年平均26〜27個の発生だから、大体5年で1巡する状況だ。
しかし、そのあらかじめ決められている140個の名前を見ていると、基本的には自然物なのだが、なんでそれなんだよとつっこみたくてしょうがないモノがちらほら見受けられる。
4:Kai-tak カイタク 啓徳(旧空港名) by香港
なぜ「旧」空港?
と思えば
23:Soulik ソーリック 伝統の酋長称号 byミクロネシア
79:Soudelor ソウデロア 伝説上の酋長 byミクロネシア
酋長シリーズが登場したり。
伝説がらみでは
29:Kong-rey コンレイ 伝説の少女の名前 byカンボジア
伝説の少女................何か萌えの世界を感じてみたり。
かと思えば突然
81:Koni コーニー 鋭く鳴き声をあげる白鳥 by韓国
なぜわざわざ「鋭く鳴き声をあげる」と限定する????
その他にも料理の名前だとか戦士の名前だとか、各国が集まって決めた名前にしては非常に適当すぎる。中には「こんにちは」なんていうのもあって、いや、台風にこんにちはとか言われてもな...........「徘徊」とか、いやしなくて良いですから頼みます、ってな気分だしという気分にしかなれなかったりする。
ちなみに今回のバンヤンは
130:Banyan バンヤン 木の名前 by香港
香港の木の名前らしい。
しかし、罠は最後に用意されていた。最後140個目は
らしい。
なんですか。
「最近見つかった動物」
って。
凄く怪しい。
この上なく怪しい。
とてつもなく怪しい。
可及的速やかに怪しい <日本語変
というか、本当に本当に「あんたら勝手に勢いでつけたでしょ?」と小一時間詰め寄りたい気分になってくる。そういえば最近、別のネタで同じような気分になったことがあったね.......そう、アルプス一万尺ネタであるのだが。
うーん、段々自然科学関係の人たちのノリが信用できなくなってくるのは私だけなのだろうか。
とはいえ、ついでなので調べてみた。その「最近見つかった」とやらを。
さおらー
こんな写真もある
さおらー
怪しい。
何なんだこの角の生えた生き物。
ええと、なになに?
..........「キョンの新種」
キョンって何。
なんか鹿みたいな奴だっけ?
それにしても、こんな角生やした目立つ奴が最近見つかっちゃうんだ..........。
1972年だって。最近ジャン。20世紀に発見された最大の哺乳動物、そりゃそうだろう。
「シカの風情のあるウシ科の新種」
.......び、微妙な表現だね。
しかし、もういきなり絶滅危惧種なんだね。
http://www.wwf.or.jp/wildlife/redlistanimals/mammal/mamm018.htm
世界って........まだまだ知らないことがたくさんあるんだね。
で、とりあえず、バンヤン君はどれぐらいの感じで去ってくれるのだろうか.........