そうか、今日は隅田川か

数年前に酷い目にあって以来、隅田川の花火大会には行かないことにしている私です。




その年、隅田川花火大会はいつもの7月末には行われず、8月末に日程がずれ込みました。確かサミットだったか、天気だったか忘れましたが、とにかくずれたのです。結果「東京近辺の花火大会で一番最後」の開催が、隅田川になってしまい、その夏花火大会に行き損ねた人も含め、もの凄い人出になったのです。


今年は95万人だったらしいですが、詳しくは忘れたものの100万人は軽く越えている人数が発表されていたと記憶しています。


どれぐらい混んでいたかというと、とりあえずJR浅草橋駅の駅員がパニックになるぐらい。
どうパニックになっていたかというと
浅草橋駅をご利用のお客様、現在浅草橋駅西口は









 はっきり言って混んでおります







駅員さんもの凄いパニックです。はっきり言っちゃうぐらいですから。しかし、この発言のおかげで、浅草橋駅は笑いがこぼれ、殺伐としていた駅構内が、一時和やかな雰囲気になったことをお伝えしておきます。有効な手段かもしれません。


と、まあこれぐらい混んでいたので、会場の混み具合と言ったら説明の仕様も無いぐらいで、もうに度と行かないと思いました。その悪い思い出は、会場が混んでいたからではなく、一緒に行った男が気の効かない奴だったからなのではないかという指摘が一部地域でありますが、まあ、ともかく良い思い出ではないので行かないのです。



で、話がそれました。



今日、隅田川の花火大会だったが為に、街には浴衣のお嬢さんたちが大変増殖しておりました。そこらじゅう浴衣です。私はといえば、友人の十周忌が有ったがために、本当は浴衣を着たかったのですが、ちゃんとしておくべきかと着物を着ておりました。


で、十周忌の集まりが終わった後、私は丸ビルに買い物に行き、歩きつかれてカフェで涼んでおりました。



と、そこに明らかに不倫カップルと思しきおじ様と女性の二人組が私の横に。おじさまは、自分の魅力を向上させる為知的な会話を女性に仕掛けています。女性は、自分には無い知識をもつおじ様にますますほれ込んでいく様子。



その時、浴衣のお嬢さん5人がガヤガヤと入店してきました。それを見た瞬間おじ様
「ああ、今日は隅田川花火なんだったね」
「だから浴衣が多いんですね」
「そうそう、海外でアジア人を見ると日本人だけすぐわかるんだよ。何故だと思う?
 姿勢が悪いからなんだよね。だからほら、浴衣もああやって似合わない。」


と、言われて姿勢を正している相手の女性。






というのはいい、それはいいのですよ。彼女達が姿勢が悪いのは確か、確かなのですが




5人中2人も死人状態(あわせが逆)




にも気付いてください、おっさん。そうじゃないと、そのあとの和服についての薀蓄トークが「薄っぺら極まりない」ものにしかならんのですよ。ついでに言うと、村山大島は東京都東村山市で織っているから村山大島なのです。奄美大島大島紬の中に、リーズナブルラインの村山大島がある訳ではないのです。




こういうしったかぶりなおじさまはきらいです。
あと、やっぱり浴衣はせめて合わせ位正常な状態で着ていただきたいです。
それさえちゃんとしていれば、もはやどうでもいいです(なげやり)。