我慢できる部位と出来ない部位

体調が悪い、という現象があったとして、かなり酷くても我慢できることと、些細なレベルでも我慢できないこと、というのがあって、こと「歯」に関してはどんなに些細でも我慢できない、というのに分類されると思う。

多分、症状レベルとしたら「多少腫れている」ぐらいのもんなのだろうが、それがやけどした手とか、壁に激突した頭、とかしこたま打ち付けたスネ、であれば、痛いなあと思いつつも、日常生活にはさして支障なく過ごしていける。

しかし、歯はダメだ。いや、今回は歯茎だけど、でもダメだ。とにかく一日中、口の奥が「ずも〜ん」と重く、イライラしてしょうがない。しかも、物食べられないし。おなか減ったってば。

で、まあ、今回は歯なわけだが、その他にわりかし我慢できない部位として「指先」と言うものがあるように思う。あれも、さしたる症状じゃなくても結構イライラするね.書類で指を薄く切っちゃったとかさ、ホント些細な怪我なんだけど、どうもピリピリしているようで、何をするにも気になってしょうがなくなる。

(以下頻繁に話している内容なので聞いたことある人はご勘弁を)
過去に、マチ針を指先に深く刺してしまった事があった。
マチ針と言うのは非常に細い針なので、その時はたまたま血管を傷つける事無く深く刺さったので、出血はしなかった。神経はかすったらしく酷くピリピリする。

しかし、出血するとその症状に気をとられるので痛みが二の次になったりするのだが、外見には何の変わりもなくただ痛いだけ、というのがどうしようもなくいらだたせ、その日中、指先のピリピリ感に悩まされることになった。

体全体の表面積からしてみればものすごい小さい(目では判別できないレベルの)ピンポイントの負傷なのに、これほどまでに全神経がそこに向かっているかのように気になることには、無駄に感動を覚えた。

そして、今回の怪我レベルを他にたとえるとしたら.....例えば「東京ドームの中にピンポン球ひとつ」の様な表現をするように。「太平洋一杯に広がるひらめ(この際ハワイ諸島などは無視)から、一食分の刺身を取り出した感じ」では無いかな、と思った。表面を削るのではなくて、あくまで肉の部分まで到達している感覚が近いんじゃないかと。

で、
「その場合、ひらめは痛いのか」
ということが猛烈に気になりだした。

いま現状私の指先は痛くて気になってしょうがないのだが、果たして太平洋大のひらめから一食分抉り取ったとして、彼(彼女かな)は痛いのか。魚の痛点ってどうなんだろう。

多分これは一生モンの課題である.