秘密裏に気になってしょうがない「やっちまった」感

今日、実は靴下が左右違っていた。




アーガイル模様の靴下だったのだが、左が黒で、右がチャコールグレーだった。セットで2色ものだったんだよね。まあ、考えるまでもなく、そもそも洗濯の後片付けるときに組み合わせを間違えたのである。が、会社で靴を脱ぐことはない訳で、何事もなく過ぎ去るはずだった。



ところが、とあるプロダクションに制作物の確認のために訪問したら、なんとそこは土足禁止、靴を脱ぐのである(って言うか、個人宅だったしね)。その場の環境は、男5、女1(私)。


男性が「イヤー、今日靴下左右別でさあ」というのは笑いを取れるので良いのだが、いくら私のキャラという、ある程度「女性にあるまじき言動」が許される素地があるとはいえ、靴下が左右違うと言うのはどうだろう、生活能力のなさを露呈しているようなものではないか。いくらなんでもそれは恥ずかしいような気がする。



と思ったのだが、部屋に入った瞬間、照明の関係も有って思いのほか左右の色の違いが明らかであることに気づいてしまった。コレは、ひそかに「あいつ左右靴下違うぜ」と思われているよりは、自分から言ってしまったほうがまだ救いがある、と判断した。



「何か今日、靴下左右違うんですよね、色。へこむー」



笑い飛ばしてくれることを祈って、発言してみた。その瞬間



「そんなのまだかわいいほうだよ」
「俺なんてスーツ上下違う色で、会社で気づいて寒いのに一日脱いでたとか有ったぜ」
「俺は、左右違う色のコンバースとかあった。無理やりおしゃれだって言ってごまかしたけど」
「ああ、靴はあるある、俺も左右違う革靴はいてることあった。黒だと紛らわしくて」
「あとさー、右足だけ靴下2枚で、左足は1枚とか、ない?」




「「「「そ れ は な い」」」」




ここぞとばかりにモチネタ披露大会になってしまった。会社選びを間違っていなかったかもしれないと思った瞬間だった(その根拠が間違いだとは思う)。