代名詞あふれる世界

ベトナムではHonda=バイクって言う代名詞になっているんだって。」という話を聞いた。代名詞化しているということは「俺は好きだぜ、SUZUKIのHonda」みたいな意味不明な会話が展開されるということになる。
「おれさあ、Honda欲しいんだけど迷ってて、YAMAHAの新車のHondaにするか、Hondaの中古のHondaにするか、それともKawasakiのHondaの新車を買うって言う手も在るんだけど、どうしたらいいと思う?ああ、迷うなあ、Honda。やっぱりYAMAHAのHondaかなあ。」
........わからん(笑)。

社名が代名詞になる現象。

一番ありがちなのは「ペプシのコカコーラ」とかね。

同じ様な現象の会話があるのだろうかと考えると、日本だったらちょっと年配の人が言う「コピー=ゼロックス」の感覚と似ているのかもしれないのだった。
「なんかさあ、入り口のそばにあるEPSONゼロックスってこの頃紙詰まり多くない?」
「あ、ゼロックスなら、こっちの奥に実は新しいキヤノンゼロックスが入ったから、そっち使うといいよ。」
「そうなんだ〜、やっぱりゼロックスキヤノンかなあ....」
「いや、俺はリコーのゼロックスも結構いいと思うぜ。」
てな感じ。
いや、ゼロックスゼロックスはどうした、とか言う突っ込みは無しで。

そう考えると、「携帯=ドコモ」とならなくてよかったと思うのだった。
「俺そろそろドコモ買い換えようと思うんだけど、J-PhoneのドコモとAUのドコモどっちがいいかなあ?」
「そういえば今度の新しいJ-Phoneのドコモ、シャープの液晶がすごいらしいぜ」
「そっか〜、海外で使えるドコモはJ-Phoneだけだっけ?」
「いや、AUのドコモも使えるはずだぜ。ドコモのドコモは駄目だけどな。」
あああああ、本気でよかった。
シェアが60%ぐらいで落ち着いてくれていて本当に良かった。

ふりかけ=永谷園、となって
「お母さんは、丸美屋永谷園の方が好きよ。」
トイレ=TOTOとなって、
「うーん、今度のオフィスはINAXTOTOなんだよね。」
鉛筆=三菱、となって
「やっぱりトンボの三菱の2Bが一番書きやすいよ。」
牛丼=吉野家、となって
「ああ、吉野家食べたいなあ、松屋吉野家


なんかヤダ(笑)

しかし、ふと思ったのだった。
「今日はお父さん阪神見るからな」
と言って、テレビで巨人vs広島戦見ている人は、大阪にいるかもしれないのだ....。