観戦中考える余計な事

オリンピックも終盤に近づいてきたが、東京オリンピック以来というメダルラッシュに日本は沸いているといっていいと思う。そしてその状況を反映するかのように、色んなサイトでオリンピックについて書かれている文章を読むことができる。皆同じものを見ているはずなのに、よくもまあここまで違う感想が出てくるものだと、大変楽しんでいるのだが、とある知人がこんな事を書いていた。

体操のあん馬を発明した人の着想を知りたい。

水泳、陸上競技は人間のプリミティブな能力だから分かる。
柔道などの格闘系は戦争を繰り返してきた人類の歴史的嗜好だろう。
新体操はまあ可愛い女の子が見たいんだろ、許す。

しかし、あん馬

「あの生活に実用性の欠片もないオブジェクトの上で」

「回転しながら技を決めつつ」

「マッチョたちが芸術点を競う」

ことに何の意義があるのか問いたい。
謎すぎる。

ああ、あとあの吊革にぶら下がる奴も・・・(以下略)。

非常に真面目に返しておくと、あん馬とは「鞍馬」と書くから、馬の鞍なのである。古代ローマ時代に軍事目的で、馬術の基礎運動として「木馬に飛び乗り降りる訓練」があり、その後馬の背中(つまりは鞍)での身の操り方の訓練が発展してあん馬になったといわれている。真ん中にある持ち手はおそらく、鞍の前と後でせり出している部分が変化したものだろう。


が、あん馬に付いては私も知っていたが、言われてみればつり輪の起源は良くわからないのだった。しかし、つり輪というと私が気になるのは競技の起源よりも何よりもアレである。



ワキゲ。



...............................気になりませんか(笑)?



いや、剃って欲しいとか欲しくないとか強い欲求はないのだ。別によくよく考えてみれば本当にどっちでもいいのである。しかし、どうもつり輪を見ているとワキゲが気になってしょうがなくなるのである。ちなみに、現実に自分の前にワキゲを剃った男がいたら、どちらかといえばキモイと思うだろうから、別に剃って欲しいわけではないんだけれども。


そういえば随分前、シンクロナイズドスイミングの中国の選手達、つまり女性選手がワキゲボーボーだったのを見て、テレビの前で凍りついた事もあった。気をつけてみていたら、体操選手も競泳選手も陸上選手もそうだったので、愕然とした記憶だけが残っている。そして中国と言うのはそういう国なんだなとひどく思いこんだのである。それ以来どうも、中国人がテレビに映っているとワキゲ生えてんのかなあなどと思ってしまうのだった。

まあ最近は中国選手もそんな事ないようだが、まあ、そんな事本当にどうでもいいのだが、いやしかし、気になるのである。


そう、別に本当にどうでもいいのである。



でも気になるのである。